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2015年2月23日

【Weekly現場通信 vol.242】 現場力ワークショップ

現場力ワークショップ

 ソシオークグループが『現場力』向上のご指導をいただいている早稲田大学ビジネススクール遠藤功先生が、 ソシオークでのワークショップの内容を、ブログで取り上げてくださいました。

 先週土曜にソシオークグループで昨年から実施している「現場力ワークショップ」のファシリテーターを務めてきました。 ソシオークは「社会と共生する樹でありたい」という基本理念の下、給食サービスやホテル・レストラン運営、子育て支援事業、 介護サービス、自動車運行管理事業などを営む会社です。
 今回のワークショップは、病院や福祉施設向けに給食サービスを提供している葉隠勇進株式会社のM&H事業部を対象に したものです。昨年夏に「現場力とは何か?」をテーマに第1回目のワークショップを実施し、半年後の今回は 各事業所で取り組んだ実際の問題解決、改善活動を発表してもらうのが目的です。
 M&H事業部の現場での取り組みは、『現場論』でも取り上げました。私自身も2ヶ所の現場を訪ね、 実際の現場の状況を見てきました。1日3食、しかもひとり一人の病状や健康状態に即したきめ細かい食事の 提供をしなければならず、とても気を使います。

 人手不足でパート社員がなかなか集まらない現場も多く、それぞれの現場は所長さんを中心に日々懸命の努力を続けています。 しかし、目の前のことをこなすことに手一杯になりがちで、本来なら解決すべき現場の問題が放置されているケースも 散見されます。そこで、現場力をさらに高めることによって、現場が自らの問題を主体的に解決するようになろうというのが、 今回のワークショップの目的です。先週は12の現場の所長さん・リーダー、そして本社のスタッフが改善の取り組みを 発表しました。
 日頃、自分たちで発表資料をまとめ、プレゼンすることなど滅多にありません。中には、手書きの発表資料もありましたが、 手作り感満載でかえって現場の泥臭さが伝わってきます。

 発表するだけでなく、参加者がお互いの発表内容を評価しあい、評点をつけます。その評点をもとに、優秀賞を決定します。
 今回、優秀賞に選ばれたのはキッコーマン総合病院の早川史さんと鹿島田病院の原岡泰夫さんの2名。早川さんはスムーズな 引継ぎを行うための業務マニュアルを整備しました。業務内容を毎日、週一、月一に分類し、それぞれごとに分かりやすく 業務内容を整理しています。
 原岡さんはパート社員不足から起きている残業増加、休日出勤増加に真正面から向き合い、シフトを工夫することによって、 残業時間削減、休日消化増という目に見える成果に結び付けています。
 また、圏央所沢病院の粕谷和文さんは、「見える化」の導入で「誰でも分かる」現場作りを推進し、奨励賞(遠藤賞)を 受賞しました。いずれも現場ならではの足元の問題を現場の知恵や創意工夫で解決し、現場の質を間違いなく高めています。  現場力向上の取り組みはまだ始まったばかりですが、こうした活動を地道に愚直に取り組んでいくことがなにより大切です。 5年後、10年後には見違えるような「非凡」な現場が生まれていると信じています。


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