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八千代市の小学校で、ハートコーポレイション主催のEnglishイベントを実施しました
~新しい英語教育「オンラインブレンディッド」で、小学生242人が「英語漬け」を体験~

7月19日、ハートコーポレイションが主催する英語イベント『DAINAN  IMMERSION  EVENT in Summer 2023』が千葉県八千代市にある大和田南小学校で行われ、小学1年生~6年生242人が参加しました。

このイベントには、外国語指導助手(以下、ALT)48人が講師として対面・オンラインで参加し、新しい英語教育手法「オンラインブレンディッド」を活用した英語漬けのプログラムを提供しました。

 

・12種類のプログラムを「英語漬け」で体験するイマージョン教育プログラム

当日は、風鈴やうちわを作る工作プログラムや、ジェスチャーや伝言で遊ぶゲーム、「世界のフードコートで食べ物を注文しよう」「オススメの国、場所を紹介しよう」などの実践的な英会話を学ぶプログラムなど、12種類のオリジナルプログラムを用意しました。児童は自分の興味がある内容のブースに移動し、全て英語でプログラムを体験。ゲーム、アクティビティ、工作など、好きなことを通して英語を手段として自然に学んでいく様子が印象的でした。

 

 

・イマージョン教育とは

「浸す」という意味を持つ英語の「immerse」が由来となり、英語が飛び交う環境にどっぷり身を置きその言語を身に着ける語学学習法です。「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」ことが特徴です。

 

・一人一人が英語で堂々と話せるようになる「オンラインブレンディッド」を導入

12のうち5つのブースでは、ハート独自の新しい学びの手法「オンラインブレンディッド」を導入しました。この手法では、20人のオンラインALTが待機し、対面で学んだ内容をオンラインで実践する機会を提供しています。児童たちは画面の向こうのALTに向かって一生懸命コミュニケーションを取っていました。自分の英語が相手に伝わった!という達成感や喜びが、彼らの表情や態度から伝わってきました。

 

 

・オンラインブレンディッドとは

800人のALTが所属するハートにしかできない学びの手法。従来の英語教育では、学校ごとにALTは1人しか配置されないため、コミュニケーションの機会に限界がありました。オンラインブレンディッドでは、対面のALTから学んだことをオンラインALTの前で実践することで、児童一人一人に実践的なコミュニケーションの機会が与えられます。

 

・英語教育における「小中高連携」を実現

今回のイベントには、近隣の中学生・高校生も参加しました。千葉商業高等学校の生徒3名は、ALTのサポート役としてブースを回り、児童たちに声をかけたり工作を手伝ってくれたりしました。英語が飛び交う空間に初めは戸惑う児童もいましたが、高校生たちのサポートにより安心した様子でした。児童たちにとって、ALTだけでなく高校生のお兄さんお姉さんたちがメンターとなって英語を教えてくれる貴重な機会となりました。

 

参加した高校生の一人は「このようなイベントに参加したり、たくさんの小学生の子に英語を教えたりすることは初めてでしたが、とても楽しかったです。貴重な機会をもらえて、自分自身も成長できたかなと思いました」と話しました。年齢の違う学生たちが交流を通じて、英語学習と自己成長の機会を得ることができました。

 

 

・小中高連携とは

文部科学省では、小学校・中学校・高校が連携し、一貫性のある学びを提供することが推進されています。進学の不安感を軽減することや、各学校段階の学びをスムーズに接続させることが目的とされています。

文科省の「令和4年度英語教育実施状況調査」によると、小中連携は75.5%でしたが、小高連携は8.3%、中高連携は19.5%とまだまだ少ない状況であり、今回のEnglishイベントは小中高連携を実現する先駆的な事例となりました。

 

ハートコーポレイションでは今後も、英語教育の新たな可能性を追求し、国際理解教育を通してこどもたちの“生きる力”を育む場を提供していきます。

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