
――これまでのキャリアを教えてください。
もともと自動車販売の営業をしていました。全く異なる業界ですが、別の場所に身を置いて自分の可能性を広げたいと考えていたときにご縁があり、2021年にワークプレイスに入社しました。
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――現在はどのようなお仕事をされていますか?
主に2つの業務を担当しています。一つは、障がいのある方が仕事を希望される際の新規受け入れ対応。もう一つは、社員全体の管理業務です。入退社手続きや給与関連など、事務系の仕事をしています。
――前職とは全く違うお仕事ですが、どんなところにやりがいを感じますか?
すべてにやりがいを感じています。私は「いかに楽しむか」を常に考えていて、仕事もプライベートも楽しむことがモットーなんです。今やっていること全てが楽しいと感じられるのは、自分の中で大切にしている考え方のおかげだと思います。
――同僚の岩崎さんからも「日野さんはいつどんなときもポジティブ」と伺いました。もともとポジティブな性格だったんですか?
幼少期や学生時代はそうじゃなかったんですよ。変わったのは、前職の頃から一緒に仕事をしている、社長の川口さんに出会ってからですね。川口さんから「前向きでいなさいよ」とか「いつも口角をちょっと上げときなさいよ」といった言葉をいただき、それを実践するうちに、自然とポジティブな自分ができあがっていきました。
――仕事をするうえでもポジティブでいることを意識されていますか?
はい、意識しています。利用者さんにとっても、暗くてネガティブな人よりも、明るくてポジティブな人に対応してもらう方が、安心感があると思うんです。少しでもいいから「こんな人になりたい!」と思ってもらえるような存在になろうと心がけています。
ーー仕事をするうえで、大変なことはありますか?
ないですね!おそらく昔の思考のままだったら、「大変だな」「嫌だな」と思ってしまう場面もあったと思うんですけど、今はそれをどう楽しむか、どう乗り越えるか、だけを考えるようにしています。
――利用者さんとのコミュニケーションで意識していることはありますか?
利用者さんには、少しでも前向きになってもらえるように、楽しんでもらえるように接しています。一度に多くのことを求めるとプレッシャーや不安を与えてしまうので、一歩ずつ進むことを大切にしています。「だめだったら一旦戻りましょう」と伝えながら、無理のないペースでサポートしています。
――新規受け入れのときには、どんな問い合わせがありますか?
1日平均5件ほど、日本全国から問い合わせをいただきます。働きたいという方から、その手前のどうしたらいいか分からず困っている方まで、さまざまです。「話だけでも聞いてほしい」という方も多いですね。
――そういった方にはどのように対応されていますか?
まずはその方が抱えている悩みや困りごとを整理し、分かりやすく伝えることを意識しています。前職の営業職で培った、お客様の困りごとを聞き出し、整理して最適な解決策を提案するスキルが今の仕事にも役立っていますね。解決に至らなくても、まずは少しでも不安を軽くすることを目指しています。
――現場力にも取り組まれているそうですね。
はい、業務の効率化や効果を考えるのが好きなんです。「これ、時間がかかるな」「もっと良いやり方があるのでは?」と感じたら、どう改善すればより良くなるかを考えています。ソシオークグループ全体で「現場力」を高める取り組みをしているので、モチベーションも高まります。どうせやるなら目立ちたいですし、良い案が広まれば会社全体も良くなりますからね。
――支援員として大切なことは何だと思いますか?
相手を思いやり、理解しようとする気持ちだと思います。これは利用者さんに対してだけでなく、全ての人に対して思っていることです。そのために、コミュニケーションを大切にし、相手の話をしっかり聞く「傾聴」を特に意識しています。
性格上、つい自分が話したくなることもありますが(笑)、そこをぐっとこらえて聞く側に徹することを心がけています。
――これからどんな世の中になってほしいと思いますか?
ワークプレイスが掲げている「障がいが理由で働けない人をなくす」という目標が実現する世の中になればいいですね。それは理想論ではなく、国内の人材不足の解消にもつながりますし、一人一人が必要とされているということを実感できる社会になるはずです。その実現への手助けが少しでもできればいいなと思っています。
――最後に、これから仲間になる方にメッセージをお願いします。
どんな方でもウェルカムです!その方が持っている能力や特長を活かせる職場だと思います。この仕事は多くの人と関わるので、チームでお互いの得意分野を活かしながら進めていけます。一緒に楽しく働きましょう!