明日葉の学童クラブで施設長として勤務する関さん。社員もこどもたちも笑顔でいられる環境づくりに取り組んでいます。
そこで今回は関さんに一日密着!施設長として心がけている7つのルールを伺い、現場を輝かせる秘訣に迫りました。

明日葉 学童クラブ施設長 関 葉月さん 2016年に明日葉へ入社。
持ち前の明るさと前向きな姿勢で業務に取り組み、2018年には副責任者に昇進。さらに、2019年には施設長としてメンバーをまとめ、事業所運営を行う。
責任感の強さとこどもたち一人一人に寄り添う姿勢から上司や同僚、そしてこどもたちからも厚い信頼を得ている。
1.何事も+αで行う姿勢
学童クラブをより良い環境にしたいと考えている関さん。
保護者の方から、お迎えの際の対応についてご相談をいただいたことをきっかけに、よりスムーズで温かい対応を目指して「玄関係」を新たに設けました。
新しい役割ができたことをスタッフMTGの場で先生たちに周知します。


こどもたちや保護者の方、社員それぞれにとってより良い環境にするためには、マニュアル通りの対応にとどまらず、+αを意識することが大切だと思っています。そのためにも全員で一緒に考えていきたいですね。
+αは毎日行っている掃除の場面でも。
「見た目がきれいな方がいいし、こどもたちもいじってしまうので。」とはがれかけていたテープをきれいに貼り直し。細かいところまで気を配ります。

2.ちょっとしたことでも「ありがとう」を欠かさない
先生たちに関さんの印象を聞いてみました!

本当に明るい方で、いるだけで場の雰囲気が明るくなります。
ちょっとしたことでも「ありがとう」と感謝の言葉を言ってくれるので、もっと頑張りたいなっていう気持ちになります。
感謝の言葉が先生たちの原動力になっている様子…!
関さんにその真意を伺いました。


「ありがとう」は特別意識して言っているというよりも、感謝の気持ちが自然と出てくることが多いです。先生たちには分担表に沿って仕事をしていただいていて、お願いしたことをしっかりやってくれています。それだけでなく、頼んでいない部分にも気付いて動いてくれることがよくあって、本当にありがたいです。だからこそ、その気持ちをなるべく言葉で伝えようと思っています。
3.メンバーの提案に「ノー」は言わない
関さんの現場では、現場力や壁面製作などで、先生たちが積極的にアイデアを生み出しています。実行前には先生たちから相談されるそうですが、基本的には「ノー」は言わないようにしているそう。



安全面で配慮が必要なときなどはアドバイスをすることはありますが、ノーとは言わないですね。一生懸命考えて提案してくれたことをゼロにしたくないと思っています。「考え直して」よりも「ここをちょっと工夫してみて」の方がモチベーションも違うと思うんです。自分もそうしてもらえた方がやる気が出るので、相手にも同じように配慮しています。
4.こどもたちの安全意識を育むサポートを
クラブ室内には、関さん手作りの「交通安全マップ」が掲示されています。学童クラブの周辺を実際に見て回って危険な場所や注意すべきポイントを確認しながら作成されたそうです。


学童クラブを利用するこどもの中には1人で帰宅する子もいます。ただ、低学年の子たちの中には標識の意味など、交通安全に関する知識が十分でない子もいるんですよね。なので、交通安全について、こどもたち自身の意識も高めたいと思ってこのマップを作りました。実際にマップをこどもたちが見てくれているので、作って良かったと思っています。このマップがこどもたちの安全を守ることに少しでもつながればうれしいです。
5.普段のコミュニケーションで作る、話しやすい環境
お昼休憩では先生たちと談笑する姿が。
コミュニケーションを取る際に意識していることはあるのでしょうか?


運営の話がメインにはなりますが、「今日寒いね」など何気ない会話でコミュニケーションを取っています。午前中やお昼はそういった話題のほうが多いかもしれません。空気が重いと仕事のしづらさにつながると思うので、話しやすい環境づくりを意識しています。
こちらの事業所の運営支援を行うマネージャーの米山さんは現場の雰囲気の良さを感じているそうです。

米山さん
現場では関さんの明るさが生きていると感じます。巡回で来たときも、先生たちがすごく楽しそうに働いているという印象が強いです。
6.少しの変化にも気を配る
小学校の授業が終わり、こどもたちが続々と来所してきました。
ここでも関さんは気を付けていることがあるそう。


こどもたちが来所したときに、一人一人の表情を気にかけています。不機嫌そうだったり、具合が悪そうだったり、いつもと違う様子があれば、より気を配るようにしています。遊びの中で口数が少ない子や一人で遊んでいる子にも注意を払い、必要に応じて声をかけるなど、全体をしっかりと見て対応するようにしています。
7.遊ぶときは全力で!
「先生、後で遊ぼうよ」とこどもたちが声をかけます。
そして、外遊びの時間になるとこどもたちと全力でサッカーをする姿が⚽


何でも楽しむことを大事にしています。遊びの時間では、実際に遊びに混ざり、こどもと全力で遊びます。遊ぶことでこどもとの信頼関係や一人一人の特徴を知ることができると思います。
そんな関さんの姿から学ぶことがあった先生も。

関先生がこどもと楽しそうに遊ぶ姿を見て、もっとこどもたちと積極的に関わっていいんだと気づかされました。
マネージャーの大倉さんは、関さんが周囲との信頼関係をコツコツと築いていると話します。

大倉さん
関さんは、こどもたち、保護者の方、一緒に働く仲間と丁寧に接しています。一緒に学校へ挨拶に行くと、すれ違ったこどもたちが関さんに声をかけてくれることがよくあるんです。そんな様子から、コツコツと信頼関係を築いていることを感じています。こどもたちにも関さんの真っすぐ向き合ってくれる姿勢が伝わっているんだと思います。
最後に関さんの「仕事における誇りと情熱」と「責任者として思うこと」についてうかがいました。
■ATM&2Pを大切に、こどもたちと向き合う
グループの行動指針であるATM(明るく、楽しく、前向きに)を意識し、まず自分自身が楽しむことを大切にしています。
学童で過ごす中で、こどもたちが「楽しかった!」と言ってくれると本当にうれしいですし、保護者の方から「こどもが学童が大好きって言っています」と言っていただけることも「この仕事を選んで良かった」と思える瞬間です。もちろんうまくいかないこともありますが、こどもたちの笑顔や感謝の言葉が大きな力になっています。
これからも、こどもたちが「楽しい!」「ここに来て良かった」と思える場所であり続けられるように、スタッフ全員で工夫しながら運営していきたいです。
■これから責任者を目指す方へ
自分も責任者になる前は、躊躇することもありました。でも、今では周りの方々に助けてもらいながら、日々の業務を行うことができています。責任者として、日々学ぶことが多いですが、これからも周りの方々と一緒に成長していきたいなと思っています。
一人で抱え込みすぎず、周りの方と支え合いながら一緒に頑張りましょう!
関さん、素敵なお話を聞かせてくださりありがとうございました!
これからも先生たちと力を合わせ、こどもたちの笑顔をたくさん創ってください😊✨