みつばモビリティは2025年7月1日から静岡県小山町で「公共ライドシェア」「デマンドバス」「巡回バス」の3つの地域交通サービスを一括して受託し、運行を開始しました。
小山町と協力して、3つのサービスを通じて地域住民の移動をサポートし、持続可能な公共交通の実現を目指す、全国的にも新たな取り組みです。
町民の移動の自由と暮らしを守るために、踏み出した大きな一歩。
今回は、その出発式の様子をレポートします🚗✨

式典の会場に到着すると、ピカピカに整備された車両が整然と並び、来場者を迎えていました。
今回運行を開始する「公共ライドシェア」「デマンドバス」「巡回バス」は、それぞれ異なる役割を担い、地域の新たな足として活躍していきます。
出発式では小山町長によるごあいさつもあり、この新たな取り組みへの期待感が伝わってきました。

みつばモビリティ取締役社長執行役員の浜地さんからも、今回の小山町での取り組みに対する強い想いが語られました。

「今回の小山町様の取り組みは全国2000か所を超える交通空白地の問題を解決する1つの手段になると私は思っております。この取り組みに企業として参加できたことを嬉しく思いますし、この取り組みによって持続可能な未来への第1歩に近づければと思っております。」

出発式の最後には、巡回バスがいよいよ出発🚙✨浜地さんも明倫ルートに体験乗車!
巡回バスは、決まった時間に町内の4つのルートを運行します。それぞれのルートを約45分で周回し、最大6名が乗り合わせ可能です。利用料金はなんと無料!

こちらは、みつばモビリティで企画開発を担当する、総合職3年目の飯澤さん。
1年以上にわたり静岡県小山町に足を運び、交通空白地の解決に向けた提案・立ち上げに取り組んできました。
そんな飯澤さんに、出発式を迎えた日の想いを伺いました。
■出発式を迎えて、どんな気持ちでしたか?
まずは無事にスタートできて、ホッとしました。準備期間は長く、簡単ではありませんでしたが、「町民の方々に役立つサービスを届けたい」という思いを持って取り組んできたので、この日を迎えられて本当に嬉しかったです。今後はこの小山町での取り組みを活かして、全国の交通空白地の課題解決にもつなげていきたいと思っています。
■3つの地域公共交通サービス導入への想いは?
小山町では以前より巡回バスとデマンドバスの運行をしておりましたが、より町民の方々にとっての移動の利便性を高められればと考え、公共ライドシェアの提案をしました。
「公共ライドシェア」「デマンドバス」「巡回バス」の3つの地域公共交通サービスが導入されたことで、町民の皆さまが目的や時間に合わせて最適な移動手段を選べるようになることを目指しています。
■印象に残っていることはありますか?
公共ライドシェアを一から立ち上げたことです。全国的にも事例が少ない中で、制度や運用について調べ、関係機関や他の自治体の事例も参考にしながら、少しずつ理解を深めていきました。
時には浜地さんと一緒に現地を訪れ、背中を見ながら学ぶこともありました。そうした地道な積み重ねがあったからこそ、実際にサービスが形になったときは大きな達成感がありました。
今回小山町で運行を開始した3つの地域交通サービスは、それぞれ異なる特徴を持っています。


最後は、現地でアプリを使って予約し、公共ライドシェアに初乗車してみました✨👀

到着時刻の確認、支払いまで、すべてアプリで完結するスムーズな仕組みに感動しました!
乗せていただいたライドシェアドライバーさんからも、「免許返納者や車を持たない方々にとって生活の幅が広がる」と前向きなお話を伺うことができました😊✨
みつばモビリティは、交通空白地の課題解決に向けて、地域の皆さまに安全で便利なサービスを提供し続けます。
今回の挑戦は、地域社会の未来を支える大きな一歩です。これからも全力で取り組んでまいります!