ワークプレイス

障がいが理由で仕事ができない方をゼロにしたい
マシュマロの樹(ワークプレイス) 運営部 岩﨑裕子さん
~輝く社員に聞く活躍のヒント~

――これまでのキャリアを教えてください。

ホテル専門学校を卒業後、ホテル業界で働いていました。結婚を機に地元に戻り、新しいキャリアを模索する中で介護の仕事に興味を持ちました。介護福祉士の資格取得を目指して実務者研修を受けたときに、障がい者就労支援事業を知り、実習を通じて「この業界で学びたい」と強く感じたんです。そして2023年4月、ワークプレイスに入社しました。
ワークプレイスで実務経験を積みながら、将来的には「介護福祉士」と「精神保健福祉士」の資格取得を目指しています。

※「介護福祉士」:身体や精神に障害のある方の日常生活をサポートする国家資格 ※「精神保健福祉士」:精神障害のある方に対する相談援助などの業務に携わる人の国家資格

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――現在のお仕事について教えてください。

障がいのある方が仕事を希望される際の受け入れと、入社までのサポートを担当しています。利用者さんが「やっとお仕事ができる!」と喜んでくださる瞬間や、入社後に「お仕事が楽しいです」「支援員さんが優しくて、今すごく良い環境で収入を得られています」などと感謝の言葉をいただけたときには、大きなやりがいを感じます。

――大変なことはありますか?

考えてみたんですけど、本当に大変と思ったことがなくて。次どんな方と会えるかなって、楽しみの方が大きいですね!

――これまでに失敗してしまったなと思うことはありますか?

感情移入をしやすい性格で、「この利用者さんに寄り添いたい、どうにかしてあげたい」という気持ちが強くなりすぎて、一人の利用者さんに時間をかけすぎてしまったことがありました。その結果、他の業務が滞ってしまったこともあります。たくさんの方をサポートするためには、一人にかける時間を意識することも大切だと学びました。

――どのように解決されましたか?

今も利用者さんに寄り添いたいという気持ちは変わりませんが、自分の気持ちは一旦置いておいて、まずは「この方が今何を望んでいるのか」を考えるようにしています。そして、すべてを一度に解決しようとせず、できることから少しずつ進めるようにしました。そうすることで、冷静に適切な距離感を保ちながら、より多くの方をサポートできるようになりました。

――仕事を通じて成長したと感じることはありますか?

まだまだ勉強中ですが、入社してから「明るく楽しく前向きに」をモットーに走り続け、利用者さんや職場の仲間から多くのことを学びました。
特に、直属の上司や先輩方が常にポジティブで、間違いを恐れず挑戦させてくれる環境が大きかったです。失敗しても否定されることなく、次に繋がるアドバイスをいただけるので、安心して経験を積むことができました。

――育児との両立は大変ですか?

そうですね。やっぱりバタバタはします!こどもは5歳と小学3年生なんですが、やんちゃですね~(笑)。でも育児もこどもの成長を見ることも楽しいし、仕事の仲間や利用者さんとの出会いも楽しいです。今はどちらも楽しいからやれています。
優しそうに見えるって言われるんですが、意外とバリバリな母ちゃんやってます(笑)。

――仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

初めて利用者さんとお会いするときは、必ず笑顔で挨拶をして「私と一緒に」という言葉を伝えるようにしています。「一人じゃないよ、一緒に頑張りましょう」というメッセージを込めて、不安や緊張を少しでも和らげたいと思っています。

――これからどんな世の中になってほしいですか?

一番の願いは、障がいが理由でお仕事ができない人をゼロにすることです。ただ、それは簡単なことではありません。だからこそ、障がいを理解し、お互いを思いやる輪が広がっていくことが大切だと思っています。その輪が広がれば、いつか「ゼロ」に近づけると信じています。

――最後に、これから仲間になる方にメッセージをお願いします。

私もどちらかというと不器用な人間なので、たくさん失敗をしてきましたが、失敗を恐れず挑戦する前向きな気持ちがあれば、すごく楽しくお仕事できるかなと思います。
あとは一緒に、このワークプレイスの輪をどんどん広げていきたいって思ってもらえる方と働きたいですね!