明日葉

職場の仲間に奉仕する「サーバントリーダー」を目指して
明日葉 学童クラブ施設長 小俣 美沙子さん
~輝く社員に聞く活躍のヒント~

中央が小俣さん

――これまでのキャリアについて教えて下さい。

長男を出産してから、通信制の大学で勉強して教員免許を取得しました。当時は小学校の先生を目指していましたが、児童指導員の仕事を知り、「チームでこどもたちを見守る学童保育のほうが自分に合っているし、楽しいだろうな」と感じ、この業界に入りました。
入社して1年半ほど経った頃、前任の責任者から声をかけていただき、施設長になりました。その後、2度の産休・育休を経て、2022年に働いていた学童の事業者変更に伴い、明日葉に入社しました。

――人財育成で心がけていることは何ですか?

働いているメンバーの個々の人間性や成長の可能性を信じて、本人の自主性を尊重することを大切にしています。私はいわゆる「トップダウン型」で指示を出すリーダーではありません。現場の主役は私以外のメンバーであり、私は職場の環境整備や調整役としてサポートする立場だと考えています。

以前、家族と話していたとき、長男から「お母さんは『サーバントリーダー』なんだね」と言われました。その言葉をきっかけに調べてみたところ、自分の目指すリーダー像にぴったりだと感じ、「そうだ、私はこういうリーダーでありたい」と思うようになりました。メンバーに尽くし、声に耳を傾け、信頼を得ながら、それぞれの成長を長い目で見守る。そんなリーダーでありたいと思っています。

(※)サーバントリーダー:奉仕や支援を基本に、メンバーの成長を促すリーダーシップスタイル

――サーバントリーダーとして意識していることはありますか?

特に意識しているのは「傾聴」です。私が「こうしてください」と指示を出すのは簡単ですが、そうではなく、社員・パートナーの皆さんの気づきを大事にして、それを伸ばしていきたいというのが私の想いです。

――意見がまとまらないときは、どう調整していますか?

皆さんから意見を聞く中で、意見が真逆に分かれた場合は、間を取った新しい案を提案してみたり、期間を区切って両方の案を試してみたりします。どちらが良いかみんなで考えながら、より良い方向に進めるようにしています。

――社員とコミュニケーションを取るときに意識していることを教えてください。

感謝や尊敬の気持ちを言葉にして伝えることです。例えば、新入社員の方には「先生のおかげでこどもたちが楽しそうだね。ありがとう」と伝えたり、パートナーさんには「色んなことに気づいてくださるおかげで、現場がスムーズに回っています」と伝えたりしています。最初はお互いに照れくさかったのですが、今では自然に言葉にできるようになりました。

――職場の雰囲気はどのような感じですか?

もう本当にチームワークが自慢の現場です。わざわざ声を掛け合わなくても、自然にサッと動いてくれる方が多く、本当に助けられています。

――子育ても大変だと思いますが、どのように両立されていますか?

仕事帰りの車の中では好きな音楽を聴いてリフレッシュしていますし、育児自体もとても楽しいので、こどもたちに「早く会いたい」と思いながら帰っています。その辺りのスイッチの切り替えは得意なんだと思います。
家族も仕事に理解があり、たくさん支えてもらっています。そして何より、副施設長やパートナーさんたちがしっかりフォローしてくれているので、両立ができています。本当に周りに恵まれていると感じます。

――これから責任者を目指す方に向けて、メッセージをお願いします。

責任者と一言で言っても、いろいろなタイプの方がいます。最初から素晴らしい責任者を目指すのではなく、とにかくみんなが楽しく働きやすい現場づくりをしてみてください。

責任者は時に苦しく、孤独を感じることもありますが、決して独りではないので、誰かを頼ることを忘れないでください。きっと助けてくれる人がいますし、困難を乗り越えたときに自身も事業所も成長できると思います。そして、「事業所の皆さんがいるからこそ、自分が責任者をやらせてもらえているんだ」という気持ちでサーバントしてみてください。

「何かを変えたい」「挑戦してみたい」という気持ちを持っているのなら、責任者はそのチャンスを多くもらえる立場です。ただし、自分一人で突っ走るのではなく、チームのみんなと意見を交わしながら試行錯誤していってください。

そして何より大切なのは切り替えです。お休みの日は仕事を忘れて好きなことをする、プライベートな時間を大切にすることが肝要です。オンもオフも楽しみましょう!