葉隠勇進

入社1年目のリアルを語る!
葉隠勇進の若手社員による座談会

2025年度に葉隠勇進へ入社したフレッシュな若手社員3人にインタビュー。3人は、実は同じ学校で調理を学んだ同級生。現在はそれぞれ異なる給食現場で日々奮闘しています。入社4か月目を迎えた今、現場でのリアルな日々や心境、先輩方との関わり、そして仕事を通じて感じたやりがいや成長について語っていただきました。

左から佐藤さん、木下さん、近藤さん

――入社のきっかけを教えてください


 佐藤さん

学内説明会で見た盛り付け写真がとても美しく、印象に残りました。また、ニンジンを星型にくり抜くなど、こどもたちが喜ぶ工夫が素敵だなと感じ、以前から気になっていました。


 木下さん

私も同じです!それから、採用担当の方がとても明るく、親しみやすい雰囲気で話されていたので、ここで働いてみたいと思いました。


 近藤さん

私はもともとカフェなどの飲食店で働くことに興味があったのですが、学校給食について学ぶ授業を通じて関心を持つようになりました。いくつかの説明会に参加する中で、葉隠勇進の話を聞き、学校が夏休み期間中の給食提供がない時も給与が全額支給されるのは魅力的だなと思いました(笑)


一同:うんうん(笑)(笑顔でうなずく)


――入社前と入社後でイメージの違いはありましたか?


 木下さん

私の現場では960人分の給食を作るので、食材の量に驚きました!例えば、玉ねぎは30キロ、じゃがいもは最低でも20キロ、メイン料理に使う場合は80キロを超えることもあります。


 近藤さん

私の現場の約3倍くらいの量ですね!入社前から感じていた明るく楽しい雰囲気は、実際に働いてみても変わりませんでした。お昼休憩中には「〇〇さんはこの献立が好きだから、ちょっと多めによそってあげよう!」といった気遣いがあったり、ペットの話で盛り上がったりと、和やかです。


――入社当初はどんな仕事をしていましたか?


 近藤さん

給食提供が始まるまでは、掃除や洗浄の作業をしていました。


 佐藤さん

私も同じでした!給食が始まってからは牛乳の配缶を最初に担当しました。


 木下さん

私はお味噌汁などのスープを作ることが多かったですね。


 佐藤さん

960人分のお味噌汁となると、回転釜は2つ使うんですか?


 木下さん

1つです!容量は160Lだったと思います。


 佐藤さん

160Lは大きいですね!回転釜の大きさは、現場によって違いますよね。


 近藤さん

私はサラダを担当しました。最初は前日にチーフから手順を教えていただき、それをメモして当日スムーズに行えるように準備していました。不安なときは「何分になったらこれを入れていいですか?」と確認しながら進めていましたし、常にチーフや先輩方がサポートしてくださる環境だったので、とても心強かったです。


――仕事で苦労したことはありますか?


 近藤さん

揚げ物の色を少しつけすぎてしまったことがありました。最初にチーフが見本を見せてくれたのですが、油から出る泡で色味が見えづらく、揚げるタイミングを掴むのに時間がかかりました。


 木下さん

私はコロッケやハンバーグなどの成形に苦戦しました。学年ごとに分量が異なるため、まず具材を低学年、中学年、高学年用に分けておき、その後10個分ずつ計量してから1つずつ均等に整えていくのですが、慣れるまでは難しかったです。


 佐藤さん

煮びたしを作った際に、鍋の大きさに対して食材の量が少なかったので、力加減が分からず、食材が飛び散ってしまったことがありました(笑)そのときは、そばにいたチーフが助けてくれたおかげで、なんとか乗り越えました。


――チーフがサポートしてくれるのは心強いですね!


 木下さん

作業がどんどん溜まってきて焦りそうになると、チーフが絶妙なタイミングで手伝いに来てくれるんです。さっきまで別の作業をしていたはずなのに、気づいたら隣にいて、終わったらさりげなく戻っていくのが、とてもかっこいいです(笑)


 佐藤さん

わかります!視野が広くて、周りをよく見ているのがすごいですよね。


 木下さん

あと、献立を見ただけで作業工程が全部頭に入っているのも驚きました。時間に追われる中、迅速かつ的確に指示を出してくれるので、頼もしいなって思います。しかも、何をするにも速い!(笑)


 近藤さん

本当に速いですよね!入社当初はそのスピードに圧倒されました。ニンジンを一度に2本以上まとめてカットしていて、「どうやったらあの域にたどり着けるんだろう…」って思いました。


――入社して4か月が経ち、できるようになったこと、任されるようになったことはありますか?


 佐藤さん

牛乳の配缶は、最初は1本ずつ運んでいたのですが、今では片手に2本ずつ持ち、間に1本挟んで両側から支える方法を覚え、5本持てるようになりました!


 近藤さん

すごいです!技を習得したんですね。私は、まずは先輩方の手元を見て同じようにやってみるのですが、それでもわからないときはすぐに質問するよう心がけています。最近では、スープ作りも「このタイミングで長ねぎを入れる」といったことが自然とわかるようになり、1人で進められることが増えました。


 木下さん

私はスープを任せてもらうことが増え、サラダやドレッシング作り、果物は洗うところからカットと配缶まで、あとは成形なども担当しています。また、力がついたなと感じることもあり、最初は15キロが限界だったのですが、今では20キロも持てるようになりました。


 佐藤さん

私も腕の筋肉がついたなと感じます!


――やりがいを感じるのはどんなときですか?


 佐藤さん

こどもたちが給食室に来て「おいしい給食をありがとうございます!」と言ってくれると、この仕事を選んで良かったなと思います。


 木下さん

こどもたちが来るとき、私たちはだいたいお昼ご飯を食べている時間なんですが、「すみません!」と大きな声が聞こえて、なんだろうと思ったら「おいしかったです!」と叫んでくれたことがあり、かわいかったです。また、私がスープを作った日に「今日のスープおいしかったから4回もおかわりしました!」と言ってもらえたのは、印象に残っています。


 近藤さん

この前、魚の最初の味付けやスチームコンベクションオーブンに入れてからの火加減、焼き色などを栄養士の先生から褒めていただき、とてもうれしかったです。


 佐藤さん

私もサラダを作った際にサブチーフに「茹で加減がベストだね!」と言っていただけて、モチベーションが上がりました!


――こどもたちや先輩方からの声は励みになりますよね。今後挑戦したいこと、目標は何ですか?


 佐藤さん

忙しそうだから後で聞こうかなと思ったことを言われてしまったときに、「あのときすぐに聞けば良かったな」と思うことがあるので、もっと自ら行動するよう意識していきたいと思っています。一通りの献立に携わりましたが、まだまだ未熟だなと感じることがあるので、どんどん挑戦していきたいです。


 近藤さん

割卵や下処理にまだ時間がかかっているので、もっとスピードアップできるように頑張りたいと思います。


 木下さん

カレーを任せてもらえるようになるのが目標です!特にブラウンルー(※小麦粉と油脂を高温で炒めることで香ばしい風味を出す)は火加減が難しいので、早く上手に作れるようになりたいです。


――ありがとうございます。これからの活躍を期待しています!

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