現場力×学童・児童館

現場力インタビューVol.24
「リーフスポーツの厚みのある最高!最強!の現場力」

現場力作成者:株式会社リーフサポート 茂木(もてぎ) 里奈(りな)さん

ソシオークグループの「現場力」とは
「現場力」とは、フードサービスや子育て支援、運行管理・移動サービスなど現場ではたらくソシオークグループの社員が自ら課題や改善点を見つけ、知恵と工夫によりチームで改善を重ねていく取り組みです。自ら考え実践するナレッジワーカーとしての誇りの醸成や、個人の持続的成長につながるとともに、各現場の意欲向上や組織の活性化にもつながっています。

株式会社リーフサポート(以下リーフ)に所属する、運動指導員チーム「リーフスポーツ」は、保育園や学童・児童館の子どもたちを対象に、体操や運動遊びを教えています。

リーフでは、これまで社内でのコミュニケーション不足から、あまり現場力が浸透していませんでした。しかし、今回の取り組みによって、リーフの現場力が強化され、さらに社員同士でのコミュニケーションが改善されたことで、全員で協力して取り組むような会社の雰囲気を作ることができました。
リーフの働き方改革ともいえる今回の取り組みについて、詳しくお話を伺いました。

――今回の現場力が誕生したきっかけを教えてください。

リーフでは、これまで日々の業務に忙殺されていたことや、社内でのコミュニケーション不足から、現場力がうまく浸透しておらず、現場力レポートもあまり提出できていませんでした。しかし、このままではいけないと思い、昨年度から現場力に力を入れ始め、全員で現場力レポートに取り組む体制を構築しました。それが、今回の現場力です。

昨年度上期には早速、リーフ独自のYouTubeチャンネルを開設した取り組みが、現場力アワードで一次ノミネートに選出されました。取り組み始めてすぐに結果が出たことで、社内でも現場力に対するモチベーションが上がりましたね。

――取り組み内容について、具体的に教えてください。

まず、スプレッドシートに社員全員が1つ以上、現場力のアイデアを記入します。内容を見ながら、どのアイデアをレポートとして提出するか検討し、提出することが決まった現場力ごとに3、4人のグループを作ります。

グループの中で、進行役とレポート作成役を決め、それ以外の人は積極的に意見を出し合うことで、全員がレポート作成までの過程に関わるようにしました。さらに、他のグループの人からもフィードバックをもらい、より内容の濃いものに作り直して提出しています。

――今回の現場力を推進するにあたり、工夫したことがあれば教えてください。

リーフは普段、体操講師1、2名で学校や保育園を回っているので、他の社員と顔を合わせることが少なく、コミュニケーション不足を感じていました。そのため、現場力に取り組むグループのメンバーは、あえて普段の業務で関わりがない人を混ぜるようにしました。
また、リーフのグループLINEでレポートを共有し、社員全員からフィードバックを行ったことも、コミュニケーションの活性化につながったと思います。

コロナ禍でも子どもたちが体を動かせるよう考えた「コロナに負けるなダンス」の取り組みも、
現場力アワードの一次ノミネートに選出

――現場力の提出数が増えたこと以外に、変わったこと、改善されたことはありますか?

実は今日のインタビューに合わせて、今回の取り組みによってどんなことが改善されたか、他の社員にヒアリングしてきました! 社員からは、「現場力に取り組んだことで、リーフの仲間とコミュニケーションを取る回数が増えた」「みんなで取り組み、他の人の意見も取り入れることで、現場力レポートの内容がより充実したものになった」「他の人の現場力が参考になった。自分でも普段の業務に取り入れることで、子どもに提供する活動の引き出しが豊富になった」などの声がありました。

私も、チームで取り組むことや、社員全員で取り組むことは今までなかったので、社内のコミュニケーションは本当に活性化されたと感じます。それは普段の業務にも活かされていますね。

――現場力に取り組むにあたって、特に大切にしていることは何ですか?

業務の負担を一人に偏らせない、ということを一番意識しています。リーフは、努力家で責任感の強い人が多いので、普段の業務から一人で抱え込んでしまいがちだったんです。同じチームなので、もっと人に頼みやすくなればいいなと、常々思っていました。

元々リーフには、誰かが頑張っているのを見つけたら、自然にみんなが協力してくれるという雰囲気がありましたが、今回の取り組みによって、さらにコミュニケーションが活性化され、一人で抱え込まずに誰かにお願いする、個人ではなくチームで協力して頑張る、といった雰囲気が少しずつできてきたように感じています。