ソシオフードサービス

【現場力インタビュー】表計算ソフトを用いた食数一覧表の作成で、作業負担を軽減

現場力作成者:ソシオフードサービス株式会社 横浜市内にある有料老人ホームの給食現場 田中(たなか) (とも)(あき)さん

ソシオークグループの「現場力」とは
「現場力」とは、フードサービスや子育て支援、運行管理・移動サービスなど現場ではたらくソシオークグループの社員が自ら課題や改善点を見つけ、知恵と工夫によりチームで改善を重ねていく取り組みです。自ら考え実践するナレッジワーカーとしての誇りの醸成や、個人の持続的成長につながるとともに、各現場の意欲向上や組織の活性化にもつながっています。

田中さんが勤める有料老人ホームでは、利用者様の健康状態やご希望などにより、お食事の柔らかさや具材の大きさなどを変えて提供しています。日によって変動する提供内容を書き出して集計するのは時間がかかるため、田中さんは効率的な方法はないかと考え、表計算ソフトで自動計算できるようにしました。「負担が軽減された分、料理に手間と時間をかけ、安全・安心の料理を提供したい」と話す田中さんに、詳しくお話を伺いました。

――まず、今回の現場力を思いついたきっかけを教えてください。

当老人ホームでは、ご飯を主食とするお食事を提供する時、通常のご飯とお粥の2通りから選択できます。チャーハンや丼のようにお米に具材が混ざる場合、その大きさや柔らかさも一口大、刻み食、ミキサー食などご利用者様の健康状態やご希望に合わせて提供するので、提供内容のバリエーションが多くなります。これまではその食形態の内訳を紙に書き出して集計していましたが「手間がかかるね」と社員同士で話していたところでした。

そこで、自分が表計算ソフトで一覧表を作成し、混ぜご飯や丼を提供する時の食形態内訳を自動計算できるようにすることを思いつきました。自分は元々パソコンの基本的な技術を学んでいたので、デジタル化によって手書きの計算にかかっていた時間を省略し、業務効率化に貢献できるのではないかと考えたんです。

――食形態を一覧表にする際、気を付けたことは何ですか?

社員みんなが一覧表を確認して盛り付けをする時に、パッと見て分かりやすいように色付けをするなどの工夫をしました。

当老人ホームでは、お食事を提供する際に添える食札(※)の色を、一口大サイズは緑、刻み食は青などというように分けています。一覧表もこれと同じ色にすれば、盛り付ける食数が分かりやすくなるのではないかと考えました。

※食札には、利用者様の氏名とお食事の情報が記載されています。

――食数管理を表計算ソフトで行ったことにより、どのような変化がありましたか?

利用者様の希望する食形態に関する情報を全部まとめて表に入力したことで、手書きの計算と確認の業務負担を軽減できました。現場の社員も楽になったようで、喜んで使ってくれています。

また、盛り付けも、食数の内訳を食形態ごとに書き出してから取り掛かっていたので、20分かかっていましたが、今では2~3分でできるようになりました。

――最後に、田中さんが現場力において大切にしていることについて教えてください。

現場力は自分がアイデアを出すこともありますが、責任者や他の社員に助けてもらうことも多いです。自分だけでは気付けない目線で「こうしたら良いんじゃない?」と教えてくれたり、逆に「この作業は自動化できる?」と自分に相談してくれたりもします。

毎日繰り返し行う業務は、できるだけパソコンを活用して簡単にしたいと思っています。自分たちが負担に感じることを少しでも軽減して、その分料理に手間と時間をかけ、よりクオリティが高い安全・安心な料理を提供していきます。